3月の八丈島は別れの季節です。
…って、八丈島に限ったことではありませんね。
どの地域でも別れと新たなスタートの季節だと思います。
でも、やはり「島から出る」というのは、陸続きで引っ越すのとは少し違った寂しさがあるように感じます。
これは空港のお見送りのシーン。
3月下旬の空港は、見送りのために来た人でごった返します。
最後の最後まで見送る。
観光客の方はちょっとびっくりしてしまうかもしれませんね(笑)
警察・教員・支庁の異動
八丈島の場合、人の出入りが一番あるのがこの三つの職業です。
警察官。
小中高の教員。
都の職員(八丈支庁)。
あとは東京電力の方なんかも異動で出入りがあるようです。
島には教員住宅や支庁のご家族向けの住宅があり、ペットなどを飼っていない場合はだいたい用意された住宅に入居するのが普通。
進学・就職
若い子たちの島から出る理由は、進学や就職があります。
中学受験あたりからちらほら島を出る選択をする家庭もあるようです。
家族で引っ越す場合もあれば、子供とお母さんだけ内地に行くパターンも。
島に大学はないので、高校卒業の後どっと島を出る若者が増えますが、大学卒業後に帰ってくる子もいるようです。
人の出入りに慣れている八丈島民
八丈島の人ってこういう人の出入りにある意味慣れています。
だから、他の土地から来た人もすんなり受け入れるし、変なよそ者扱いとかが全然ない。
これは移住者にとってもすごく良いことだと思うのです。
他の土地から来た人の多くは、数年後にまた異動になってしまう。
その寂しさもわかっているから、他所から移住・定住する人がいたらとても歓迎する。
すぐ仲良くなれる。
八丈島より大島の方が、よそ者に対して閉鎖的…という話もちらっと聞いたことがあります(本当かどうかはわかりません)。
外の者を受け入れる空気は、引っ越し家庭が多いことや、人口が多すぎす少なすぎない程よい距離感があるからなんじゃないかなと思うのです。
4月から八丈島民になる皆さんへ
私も2年前に八丈島に来ました。
身内も知り合いも全くいない状態でとても不安だったことを覚えています。
それでも今は友人も増えて、島ならではの楽しみを感じられるようになりました。
もちろん内地ほどではないかもしれませんが、いろいろなコミュニティーがあり、どこもとても温かです。
新しい人を歓迎してもらえます。
だから、まずはいろんな場所に顔を出して色々と聞いてみると良いです。
島のことを教えてくれて、そこからどんどん繋がりが増えると思います。
そして気付けば、以前住んでいた場所よりよっぽど気楽で楽しい場所に感じられるようになるでしょう。
もちろん不便なこともありますが(買い物とか、結婚式の出席とか)、コンビニがなくてもそこまで困らないということにも気付くでしょう。
むしろ、ちょっと足りないくらいの生活の中で、助け合ったり工夫したりする楽しみを知ると思います。
八丈島を一緒に楽しんでいきましょう♪