『優婆夷宝明神社例祭』は毎年11月に行われる大きなお祭りです。
島内どの地区に関わらず、たくさんの人が楽しみにしています。
優婆夷宝明神社は大賀郷の大里という地区にあります。
ちょうど、坂上地区へ向かう手前の玉石垣が有名なところです。
このお参りの目玉は、なんといっても『大抽選会』!
島の様々な企業や店舗が協賛した品物が当たるのですが、とにかく豪華なんです。
抽選券を持っていれば、島民でも観光客でも誰でも参加できますし、年齢制限もありません(赤ちゃんでも抽選券がもらえます)。
このお参りを楽しむには、タイムテーブルを把握していないといけません。
今回の記事は時系列で書いていきます。
16:00〜17:00抽選券配布
抽選に参加したい場合は、必ず16:00〜17:00の間に行ってお参りをしましょう。
特に初めて行くという人は、抽選券配布の時間を逃さないように注意してください。
優婆夷宝明神社の入口の鳥居をくぐったところでもらえます。
抽選券は小さい紙に番号が書いてあるので、無くさないようお財布などに入れて持っておきましょう。
今年は2人で行ったので、2枚もらいました。
17:00〜19:50演し物や夜店を楽しむ
その場にずっと居て、踊りや八丈太鼓などの演し物や屋台を楽しむ人もいるし、抽選会までの時間、一度家に帰るという人もいます。
終わる時間が21:00過ぎ、22:00近くなることも多いので、ずっと外にいるのは大変。
半数近くの方は一度帰る印象です。
舞台の前にはブルーシートが敷かれ、ここで親戚や友達とずっと楽しむ方もいます。
抽選会の前にまた人がたくさん集まってきました。
19:50〜20:50大抽選会
皆さんお待ちかねの大抽選会の始まりです!
まず舞台上から神主さんが抽選番号を読み上げます。
例えば、『35番』と言われたとしましょう。
35番の抽選券を持っている人は、10人いて、その10人が舞台上に上がります。
そして、10人が一人ひとりくじを引き、そこに書いてある番号の商品をそれぞれもらえる仕組みです。
参考までに、今年2024年はこんな協賛品がありました。
- サイクロン掃除機
- ホットプレート
- むろくさや
- ロンT
- 商品券3
- 図書券5000円
- 尾長鯛8kg
- バナナ(枝ごと)
- 明日葉
- テレビ
- 米10Kg
- ビール1ケース
- 布団乾燥機
- 八丈フルーツレモン
- 東海汽船往復乗車券
- カンパチ16kg
- お口の健康セット
- 八重椿
- 情け嶋
- ジュース1ケース
- サッカーボール
- ソフトボール
- 明日葉
などなど、どれも嬉しいし豪華です。
今年は合計148点だそう。
つまり148名に当たるので、たくさんの方に当たるチャンスのある抽選会なのです!
私が移住した時には、ヤギが当たるなんて年もありましたが、ここ数年では見なくなり少し残念です…ま、実際当たったらどうしようなのですが(笑)
毎年、でっかい尾長鯛やカンパチが当たると盛り上がります。
私なんかはとても捌けないので、誰かに頼むしかないなぁと思っていますが、毎回当たりません。取らぬ狸の皮算用ってやつです。
でも、実は毎年何かしらは当たっている我が家。
今年はお米が当たってホクホク…!お米の値段が高騰しているので助かりました。
そうそう。
景品は大物が多いので、持って帰る術も考えておかねばなりません。
車で行くのがベストなのですが、ドライバーさんはお酒を飲めないので注意。
(お祭りでは無料のご奉仕として島焼酎が振舞われるので、ついいただきたくなりますがグッと我慢…)
また、駐車場が早々にいっぱいになるのでびっくりするかと思います。
その場合、神社を少し過ぎたあたりの脇道に路駐します。
路駐いいの!?と思うかもしれませんが、この日ばかりは仕方なし。
路駐された車が連なる脇道があるので、行けばわかります(笑)
20:50~21:00餅まき
大抽選会が終わると、すぐに『餅まき』が始まります。
屋台の上に設置された足場の上から、袋に小分けにされたお餅が投げられるので、拾って(もしくはキャッチして)持ち帰ることができます。
大抽選会で何も当たらなかった人も、お餅はとにかく大量にばら撒かれるので1つは拾えるはず。ありがたく持って帰りましょう。
子どもたちが楽しみにしているかと思いきや、結構ご年配の方が袋や籠を持参して餅まきを楽しんでいるから面白い。
餅まきがお祭りのラストとなります。
島のお祭りは、老若男女皆が楽しみにしている素敵なイベントです。
そして、とても安全というか、アットホームな雰囲気がとても良いのです。
保育園児や小学生でも、子どもたちがお友達同士で歩き回れる安心感が島ならではだなぁと思うのです。
地元の雰囲気が感じられる八丈島のお祭り。11月に島に来るなら是非足を運んでみてください。